えほんやくとは
えほんやく【絵本のような翻訳】
”えほんやく” は、松本花澄が参加したイベントのスケッチノートやグラフィックレコーディング、ファシリテーショングラフィックを公開しているブログです。
「文字で書けるコトは、すべて絵で描ける」をモットーに、議論や対話、ものごとやサービスの仕組みを絵本のように翻訳しています。
「描く」ことは大切
あなたはイベントに参加したとき、内容を忘れない為に、要点をどの様にメモに描き留めていますか?
メモは、それ自体では整理整頓された情報にはなりえません。
優れたメモは、明日の自分やイベントに参加していた第三者が見たとき、記憶を呼覚ますだけでなく、発想や連想・思考を活性化する情報になりえます。
「えほんやく」とは、議論や対話、身振り手振り、図やグラフ等を、絵本のように登場人物やものごとの関係性が見えるカタチで、感情・心情を含めて、ストーリーに仕立てる(翻訳する)ことです。
えほんやくでできること
1.スピーディーに記録できる
イベントで、議論や対話・図を全て文字でメモすることはたくさんの時間と労力が必要です。
えほんやくなら、同じ言葉をひとつの絵で表したり、描いた絵に追記しながらメモを完成させることができます。
文字で書くよりもずっと早く、記録することができます。
2.ストーリーが見えやすい
文字でメモを取ると、時系列や動作の主体がわかりづらくなってしまいます。
えほんやくなら、まるでひとつの物語のようにメモを取ることができ、ものごとやサービスの仕組みの全体像をつかむことができます。
3.記憶に定着しやすい
えほんやくは、発話者の言葉を頭の中で「絵」としてイメージし、メモに描き起こします。
言葉や言語を司る左脳記憶は少量しか記憶できませんが、イメージを司る右脳記憶は大量に記憶することができると言われています。
えほんやくなら、長時間に渡るセミナーでも、ずっと記憶しておくことができます。
4.コミュニケーションを活性化する
えほんやくは、文字で書かれたメモよりも人の興味・関心を集めることができます。
資料や会議でえほんやくを用いることで、資料を読み取ろうとする姿勢が生まれます。
文字の資料よりも共通認識を持ちやすく、活発な議論が生まれます。